目次
ZenFon Max (M2)とは?
ZenFoneは人気シリーズ
ZenFoneは、ASUSという台湾メーカーのSIMフリースマホです。日本でSIMフリースマホを身近にしたのが2014年に発売されたASUS「ZenFone 5」という機種で、それ以降ZenFoneシリーズはとても人気です。
ZenFone Max(M2)は入門〜中級機。ほとんどの人が満足できるレベル
今回の「ZenFone Max(M2)」はZenFoneの中でも入門機〜中級機(価格でいうと2〜3万円)で、SIMフリースマホ市場の中でもっとも”激戦区”といっていい立ち位置です。だからこそ、コスパは高いです。
CPU・RAM/ROMは2万円台としては相当いいですし、何よりも特筆すべきはバッテリー容量の多さ。通常3000mAh前後なのに、4000mAhも搭載してます。
ZenFone Max(M2)のスペック
定価 | |
26,500円前後 | |
画面 | バッテリー |
約6.3インチ | 4,000mAh |
CPU | RAM/ROM |
Qualcomm Snapdragon 632 オクタコアCPU(1.8GHz) | 4GB/32GB |
ZenFon Max (M2)の注意点。防水は非対応
防水・防塵ではない
ZenFone Max(M2)は、総じて「かなりいいスマホ」ですが、防水・防塵ではない点は注意です。iPhoneや最近のミドルスペック〜ハイスペック機種は防水・防塵であることが多いので、うっかりお風呂や海などで使わないように。
おサイフケータイ/NFC/FeliCaは非搭載
おサイフケータイなどの電子マネーが使えるICチップは非搭載になっています。そのため、ZenFone Max(M3)を使ってのGoogle Payの支払いはできません。
ZenFone Max(M2)が向いてる人
ZenFone Max(M2)は、価格的には「入門機(エントリーモデル)」の位置付けですが、性能的にはもっとがっつりスマホを使う「中級〜上級」の人でも十分満足できる作りになっています。
電池持ちがいい機種がほしい人
そこそこゲームができる機種が欲しい人
画面のデカいスマホがほしい人
防水スマホじゃなくていい人
Google Payやおサイフケータイは使わない人
総じて、ゲームをガツガツやる人、写真にすごいこだわりがある人以外は満足できるかと。バッテリー持ちがいいのが一番の特徴。
今回は、はじめての格安SIMに最適な「IIJmio」さんからZenFone Max(M2)を借りました。実際に使ってみた感想を紹介していきます。
デザイン
大きいけど大きすぎない
縦は約16cmほど。片手で操作できるギリギリのサイズですが、手が小さい方だとちょっと厳しいかもしれません。
カラーは3種類。渋めのバリエーション。
ZenFone Max(M2)のカラーバリエーションは3種類。左からミッドナイトブラック/スペースブルー/メテオシルバー となります。
ざらりとした金属の質感で高級感がある質感
今回IIJmioさんからお貸しいただいたのはZenFone Max(M2)の「メテオシルバー」。ややピンクがかったシルバーです。
金属製&ザラッとして汚れにくい
ボディはざらりとした金属製で高級感があります。指紋汚れもつきにくく、サラッとした手ざわりなのがいいですね。ただ、サラッとしすぎてて、滑りやすい感は否めません。
丸みのあるボディで持ちやすさは◎
ZenFone Max(M2)は、ここのところ主流の丸みがあるデザインで持ちやすいです。厚さは7.7mmと普通です(nova lite 3は7.95mm)。
指紋認証
指紋認証センサーは背面に
ZenFone Max(M2)の指紋センサーは背面についてます。高い機種(ハイスペック)は画面で指紋認証ができますが、安めの機種(入門機〜中級機)は背面に付いてることが多いです。
スマホのディスプレイで指紋認証する機種だと、正直片手だと若干やりにくい時があります。一方、背面にある場合は人差し指が自然にセンサー位置に行くので、無理なくロック解除できます。
指紋認証の感度はよく、一瞬で解除できます。
顔認証も設定可能
ZenFone Max(M2)は顔認証も設定可能です。個人的には指紋認証より顔認証の方が自然に解除できるので好きです。
とはいえ、顔認証も風呂上がりや、あお向けの時には解除されない場合も…。指紋認証も併せて設定しておくことをオススメします。
ディスプレイ
ZenFone Max(M2)は6.3インチと、大きめで見やすいディスプレイになってます。鮮やかに写って何の問題もありませんでした。ギリギリ片手で操作できる感じです。
耐衝撃シールを買っておいた方がいい
これはZenFone Max(M2)に限らずどのスマホにも言えますが、耐衝撃の保護シールを買って張った方がいいと思います。スマホをよく落とす人は特に。
僕もスマホの買い替えの理由は、「落として画面を割ったから」が多いです(それしかないかも…)
私は過去スマホを落として画面を4〜5回割ってるので、今のスマホには耐衝撃シールを買って貼るようにしてます。
カメラ
ZenFone Max(M2)のカメラには多様な機能がついてます。アウトカメラのスペックは「1300万画素 (アウトカメラ:1300万画素(メイン)+200万画素(深度測定用)」と数値上はそこそこ、といった具合。
今回、テニスボールを撮影してみました。
ZenFone Max(M2)のカメラには、エフェクトも様々なモードが用意されてます。撮影する前からエフェクトがかかった状態が見られるのもナイスです。写真の仕上がりがイメージしやすので。
撮影する前。モノクロモード。接写
ZenFone Max(M2)のカメラでテニスボールを撮影してみました。ボールの繊維、まわりの毛羽だちも、ややボヤっとしてる部分もありますが、比較的はっきり写っています。
nova lite 3との比較
ZenFone Max(M2)はASUS社のスマホですが、HUAWEI社からでてる同価格帯のnova lite 3と比較してみます。
Zenfone Max(M2)の方がやや温かみがあり発色。(が、カメラの”彩度”を調整すればほぼ同じ色合いにできます)。
あと、Zenfone Max(M2)の方が、テニスボールの質感がしっかり感じられる気がします。一方、ボールの繊維や毛羽立ちはnova lite 3の方がくっきり写ってるような気がします。
夜景
つづいて、夜景を撮影してみました。
スマホで夜景を撮影するとぼやけ気味になりがちですが、ZenFone Max(M2)は夜景モードにすると比較的くっきり映りました。
夜景ははっきり写る
「夜景モードなし」だと全体的に霞んで写ってますが、「夜景モードあり」にしたら霞みが取れてはっきりめに写る感じです。ただ、「夜景モードあり」の方が色彩が少し物足りない感じになりました。
ただし、これもカメラの「彩度」や「露出」をいじると、色彩豊かにできます。彩度・露出を上げたバージョン
カメラはnova lite 3の方が若干良い気も
微差ではあるものの、写真はnova lite 3の方が綺麗に撮れると思いました(ZenFone Max(M2)もけっして写りが悪いわけじゃないですがnova lite 3の夜景モードが思ったより綺麗だったので)。
HUAWEIの「nova lite 3」とASUSの「ZenFone Max(M2)」は価格帯も同じですし、スペックもほぼ同等なので、迷うところですね。
動き・操作感
メモリ(RAM)は多めの4GB。アプリをたくさん立ち上げても問題なし
ZenFone Max(M2)はメモリ4GBと多めに搭載。使ってて動きの軽快さはかなりのモノだと感じました。
2万円台前半で買えるスマホにしては素晴らしいと思います。実際アプリをたくさん立ち上げた状態でもサクサク使えました。
ゲームも普通にプレイできる
処理の重くなるゲームアプリは、安いスマホだと動きが悪くなることもありますが、ZenFone Max(M2)はいい感じでサクサク動きます。ZenFone Max (M2)のCPUは「Qualcomm Snapdragon 632」、メモリも4GBとなかなかバランスがいいです。スペック的には中級機種よりちょい上くらい。
ゲーマーはもう少しハイスペック機種が無難
今回、ZenFone Max(M2)でレースゲームをやり、動きにストレスを感じることは全くなかったです。しかし、さらに動きが多くグラフィルカルなゲームをやる人は、もう少し処理能力の高いハイスペックスマホの方が安心だと思います。
SIMスロット
SIM2枚+micro SD1枚が入るDSDV機種
ZenFone Max(M2)は、nano SIMが2枚、micro SDが1枚セットできるようになってます。
最近多いのは、SIM2枚入るようになってるものの、SIMを2枚入れるとmicro SDが入らず、micro SDを入れるとSIMは1枚しか入らないといったタイプ。
一方、ZenFone Max(M2)は、ちゃんとSIM2枚+miceo SD1枚が入るようになってます。
DSDVに対応
ZenFone Max(M2)は、デュアルSIM・デュアルVoLTE(=DSDV)といって、2枚のSIMで同時待ち受けできる機種です。しかも、どちらも4G対応。これはややマニアックな機能なので、「複数SIMを使わない人」は読み流してOKです。
電話番号の違う2枚のSIMを使ってる人がいたとします。SIMを2枚挿せても「同時待ち受け」ができない機種だと、1枚のSIMしかON状態にできません。もう片方のSIMはOFF状態になります。一方「同時待ち受け」できる機種だと両方のSIMをON状態にしておくことができ、両方の電話番号どちらも着信できます。
バッテリーは4000mAhと大容量
ZenFone Max(M2)のバッテリーは4000mAhとかなり大容量(通常3000mAh前後)。2万円台前半で買える機種である点、CPUやメモリもなかなかのレベルである事に加え、このバッテリーの大容量を考慮すると、やはりかなりコスパがいい機種と言えます。
付属品
ZenFone Max(M2)の付属品として、「イヤホン」「充電器」「SIMスロット取り出し用のピン」が付いてます。
端末カバーは付いてない
カバーは付いてないので、欲しい人は別途Amazonや楽天などで買いましょう。
イヤホンはシリコン付きのタイプ
イヤホンは小さなシリコンが付いてる耳にズボッと入るタイプ。はじめから付いてくるイヤフォンだからといってあなどってはいけません。音はなかなかいいです。
100円ショップで買えるけど。
ZenFone Max(M2)を実際に使った感想
バランスがよく、痒い所にも手が届いてる機種
ZenFone Max(M2)を実際に使ったところ、「手触り」「動きの軽快さ」「バッテリーの持ち」は際立って良いと思いました。そして、スペックのバランスも良い。カメラも決して悪くない仕上がりです。
痒い所に手が届いてる点も◎
「DSDV機種」という点を意識して、ちゃんとSIMスロットもSIM2枚+micro SD1枚が入るように作ってあり、痒い所に手が届いてる感もポイント高いです。
画面が大きいスマホは価格が高めになりがちですが、「大きい画面でも2万円程度の安めのスマホが欲しい」とい人には最適じゃないでしょうか。
ZenFone Max(M2)が安く買える格安SIMは?
ZenFone Max(M2)が安く買える格安SIMは「楽天モバイル」「IIJmio」などです。
ZenFone Max(M2) が買える格安SIM |
|
OCNモバイルONE | 楽天モバイル |
16,800 | 取り扱いなし |
IIJmio | BIGLOBEモバイル |
2,4800 | 取扱いなし |
LINEモバイル | AEONモバイル |
26,500 | 取り扱いなし |
Y!mobile | UQモバイル |
取り扱いなし | 取り扱いなし |
DMMモバイル | NifMo |
26,500 | 26,667 |
※価格は税抜。2019年4月12日時点のもの
ZenFone Max(M2)のスペックまとめ
サイズ | 約76.2(W)x158.4(H)x7.7(D) (mm) |
---|---|
重さ | 約160g |
対応OS | Android™ 8.1 (ピュアAndroid) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 632 オクタコアCPU(1.8GHz) |
メモリ | RAM:4GB / ROM:32GB microSD 最大2TB(別売) |
バッテリー | 4000mAh |
ディスプレイ | 約6.3インチ HD+ 1520 x 720 (TFT IPS液晶) |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素(メイン;1300万画素+200万画素) インカメラ:800万画素 (インカメラ:800万画素) |
通信速度 | 下り(受信時)最大300Mbps(LTE) 上り(送信時)最大75Mbps(LTE) |
連続待受時間 | LTE:約792時間 |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n (周波数帯域:2.4GHz) |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 with BLE |
テザリング機能 | 対応 最大接続台数:8台 |
通信方式 | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz |
SIMサイズ | nanoSIM / nanoSIM |
その他 | GPS(GLONASS、BeiDouサポート) / 加速度センサー / 電子コンパス / 光センサー / 近接センサー / ジャイロスコープ /指紋センサー |
付属品 | USB ACアダプターセット / SIMイジェクトピン / ZenEar / ユーザーマニュアル / 製品保証書 |