LINEモバイルってどんな格安SIM?
回線プラン | ドコモプラン/ソフトバンクプラン |
LINEモバイルが 使えるスマホ |
ドコモのAndroid(そのままでOK)/auのAndroid(基本使わない方がいい)/ソフトバンクのAndroid(SIMロック解除一部必須)/ドコモのiPhone(そのままでOK)/auのiPhone(SIMロック解除で使える)/ソフトバンクのiPhone(そのままでOK)/SIMフリースマホ(そのままでOK)/Apple公式ストアで買ったiPhone(そのままでOK) |
人気プラン | コミュニケーションフリープラン |
LINEモバイルはメッセージアプリのLINEが展開する格安SIMで、LINEグループとしてみると企業規模は超デカいですね。
LINEモバイルは、「格安SIM」というわかりづらいサービスを「極力わかりやすく」「シンプルに」に作り“ユーザーファースト(顧客主義)”を心がけている格安SIM。そのため、プランは3つだけでシンプル。
問い合わせもLINEのトーク機能から手軽にでき、初心者でも非常に使いやすくなってます。IIJmioと並び、初めて格安SIMを使う人に1番おすすめできる格安SIMのひとつです。
実際に使った感想はこちら
LINEモバイルの8個のデメリット
月額料金が90円ほど高い
大手携帯会社からLINEモバイルに乗り換えると、スマホの月額料金を大幅に節約することができます。ただし、LINEモバイルは格安SIMの中で月額料金が最安値というわけではありません。相場より90円〜100円ほど高くなっています。
プラン名 | データフリー内容 |
LINE フリー プラン |
LINEをいくら使ってもデータ量は消費されない。 |
コミュニ ケーション フリー プラン |
インスタグラム/twitter/facebook/LINEはいくら使ってもデータ量が消費されない。 |
MUSIC+ プラン |
インスタグラム/twitter/facebook/LINE/LINE MUSICはいくら使ってもデータ量が消費されない。 |
対策
正直、月額90円程度の差なら気にしない人も多いと思いますが、一応対策を挙げると「LINEポイントの活用」があります。
LINEモバイルは月額料金の1%のポイントが毎月貯まっていきます。月額料金が2000円だったら毎月20円。さほど多くはないですが、月額料金の割引に使えます。
もらえるLINEポイントを自動的にLINEモバイルの支払いに充てる設定も、LINEモバイルのマイページから可能です。
チャレンジしてLINEポイントを貯めるのもありです。
選べるデータ量が4つだけ
多いところで「1〜20GBまで、ほぼ1GB刻み」でデータ量を設定している格安SIMもありますが、LINEモバイルは選べるデータ量が「3GB/5GB/7GB/10GB」の4つだけです。
プラン名 | 選べるデータ量 |
LINEフリー プラン |
1GB |
コミュニケーション フリー プラン |
3GB/5GB/7GB/10GB |
MUSIC+ プラン |
3GB/5GB/7GB/10GB |
対策
LINEモバイルは選べるデータ量が4つと少なめですが、人気のデータ量を抑えているので問題ないです。
以前いた格安SIM会社では、1GB/2GB/3GB/4GB…とデータ量を豊富に設けてましたが、1GB程度の違いだと数十円の差で金額はほぼ同じ。そうなるとデータ量がすくない方を選ぶ人はいないので、ゆえに選べるデータ量が多いのはそんなに意味がないんです。
よって、この問題は気にしないでOKです。
大容量プランがない
最近の格安SIMは、データ大容量のプランが豊富です。IIJmioは最大62GB使えますし、楽天モバイルや、mineo、BIGLOBEモバイル、OCNモバイルONEなども30GBプランがあります。
ただし、LINEモバイルは最大でも10GBまでしかありません。そのため、身近にWi-Fiがなく、かつ毎日動画を見る人だと10GBじゃモノ足りないかもしれません。
LINEモバイルのほとんどのプランは、インスタグラムなどのSNSアプリのデータ消費がゼロになるためデータ容量をかなり節約できますが、それでもせめて20GBプランは作ってほしいものです。
対策
データの消費量がLINEモバイルで一番多い「10GB」でも足りるか不安な人は、街中にあるフリーWi-Fiを活用しましょう。駅やバス、コンビニ、カフェなどは無料で使えるWi-Fiがよくあります。
LINEモバイルのWi-Fiオプションも
街中にある無料Wi-Fiじゃ足りない人は、LINEモバイルのWi-Fiオプション(月額200円)に入ることをおすすめします。無料で使えるWi-Fiと違ってセキュリティ度が高いWi-Fiなので安心して使えます。
上記のロゴがあるカフェや駅など、全国約49,000ヶ所のスポットで利用できる公衆無線LANサービスです。重たい動画視聴やアプリダウンロードにも使えるWi-Fiで、エリア内にはいれば自動で接続してくれるので、使い勝手はいいです。
LINEモバイルのWiFiオプションが使える場所の一例
電話窓口への問い合わせは契約前は有料
LINEモバイルの問い合わせは、「LINEアプリのトーク機能から」「電話から」「メールから」と主に3つのルートで可能ですが、LINEモバイル契約前の場合は、電話からの問い合わせはフリーダイヤル(0120〜)でなく、掛けた側に電話代がかかる有料の通話になります。
また、LINEモバイルの電話窓口は繋がるまでに長い時は20分以上待つ事もあります。そうすると電話代がかさんで数百円になることもザラです(私は400〜500円くらいかかったこともあります)。
対策
LINEモバイルへ問い合わせをする際の対策は、できるだけ「LINEのトーク機能からの問い合わせ」を使いましょう。
LINEアプリで「LINEモバイル 公式アカウント」を”友だち追加”すれば、LINEモバイル契約前でもLINEのトーク機能で問い合わせができます。わからないところを家族や友人にLINEするようなノリで質問してみましょう。
LINEモバイルに契約後は、人間のオペレーターにもLINEのトーク機能で問い合わせができるようになります。また、電話問い合わせも契約者専用の無料電話窓口(0120〜)へ掛けられるようになります。
高速通信/低速通信の切り替えができない
格安SIMには高速通信・低速通信があります。普段の状態が「高速通信」で、データ容量を使い切って速度制限がかかった状態が「低速通信」となります。
格安SIMの場合、データ容量があまっている高速通信の状態でも、一時的に低速通信に切り替えられる所が多いですが、LINEモバイルの場合は、高速通信・低速通信の切り替えができず、データ容量を使い切り速度制限かかった時に初めて低速通信になります。
対策
これは対策に仕様があまりないですね。私はズボラな性格なので、つどつど「高速→低速」と切り替えられたとしても、面倒なのでやらない(常に高速通信で使う)タイプなので、こまめに切り替えて節約したい人は、この点は諦めるしかないです。
どうしてもこだわりたい人は、切り替えができる格安SIMの「IIJmio」「楽天モバイル」「mineo」などにしましょう。
セット購入できるスマホ価格が定価
格安SIMはSIMとSIMフリースマホをセット購入できます。家電量販店より安く買えることがほとんどです(家電量販店はSIMフリースマホは定価販売が基本)。そのため、当サイトでもSIMフリースマホを買うときは、格安SIM会社でSIMとセット購入するのを原則としてオススメしています。
ただし、LINEモバイルの場合は他の格安SIMに比べるとそこまでSIMフリースマホが安くありません。家電量販店よりは少し安いですが、IIJmio・楽天モバイル・OCNモバイルONEの方が全然安いです。
そのため、SIMとスマホをセットで申し込む予定の人で、端末の安さが最優先であれば「IIJmio」「楽天モバイル」「OCNモバイルONE」の方がおすすめではあります。
対策
LINEモバイルのSNS使い放題が目的の人などは、SIMとスマホをセットで申し込む場合でも、LINEモバイルにせざるえません。そうした場合は、LINEモバイルのキャンペーンを必ず活用しましょう。
LINEモバイルでは、申し込み時に「キャンペーンコード」を入力するだけで、LINEポイントを大量にもらえるキャンペーンをほぼ常に実施しています。
もらったLINEポイントは、LINEモバイルの月額料金の支払いにも使えますし、LINE Payのチャージに使えばコンビニなどの支払いにも使えます。
端末が他の格安SIMに比べると安くない分、LINEポイントをもらってカバーしましょう。キャンペーンの条件は音声通話SIMであれば「キャンペーンコードを入力するだけ」なので、リスクもありません。
銀行の口座引き落としで支払えない
格安SIMの支払いは、クレジットカード払いのみのところが多いです。面倒な手続きがなくWEBからの申し込みで口座引き落としが選べるのは、「楽天モバイル」や「UQモバイル」などの一部の格安SIMのみです。
LINEモバイルも銀行口座からの直接の引き落としは対応してません。
審査不要・会員費無料のLINE Payカードで支払える
「LINE Payカード」とは、SuicaやPASMOのように事前にチャージして使うプリペイドカードです。LINE Payカードは、クレジットカードとは違い、審査不要・会員費無料で手軽に作れます。
コンビニや飲食店などJCBのカードが使えるお店で使える便利なカードですが、LINEモバイルの料金も支払うことができます。毎月チャージして支払うのが面倒な場合は、LINE Payカードに銀行口座を登録すれば、残高が一定の金額を下回った時点で自動的にチャージする設定も可能です。
大手携帯会社のメールは使えない
LINEモバイルだけではありませんが、格安SIMに乗り換えるとドコモ/au/ソフトバンクのメールアドレス(キャリアメール)は使えなくなってしまいます。
対策
格安SIMに申し込む際にはメールアドレスを登録する必要があるので、大手携帯会社以外のメールアドレスを取得する必要があります。
フリーメールで有名なのは、Googleの提供する「Gメール」、ヤフーの提供する「ヤフーメール」、Microsoftの提供する「Outolook.com」、Appleの提供する「iCloudメール」などが挙げられますが、個人的には圧倒的に「Gメール」をおすすめします。
Gメールがいい理由はいくつかありますが、見やすいし使いやすい。Googleが運営していることで信頼感も強いからです。上場企業もGメールを会社のメールとして公式に使っていたりするくらいなので。
Gメールについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。
まとめ
LINEモバイルのデメリットは、ほとんど対策が打てます。
申し込む前にしっかり確認しておくべき事こともありますが、意外と使ってからでも何とかなる事も多いので、まずは思い切って乗り換えてみることをおすすめします。