ギガ死(通信制限)に苦しむ人は多い
格安スマホは、毎月何GB使えるかが決まっています。例えば、「3GBプラン」の場合は、毎月3GB分のデータ通信が可能ということです。
そして、3GBのデータ容量を使い切るまでは、高速通信でサクサクネットをすることができます。が、3GBを使い切るとネット通信が遅くなります。
「はい、今月分の3GBは使い切りましたね!」ということで、通信制限がかかるからです。これを 「ギガ死」 と呼んだりします。
ただ、通信制限がかかっても毎月1日にリセットされます。通信制限はあくまで、データ容量を使い切ってしまってから”月末まで”かかるものなんです。
節約術①:通信速度の低速・高速を使い分ける
大手携帯会社にはなく、格安スマホにある機能として「高速通信・低速通信の切り替え機能」があります。
■以下はDMMモバイルのアプリ
高速通信をOFFにして低速通信状態にすれば、通信制限になった状態と同じ状況にすることができます。
こうすると、データ容量が減らなくなります。なので、データ容量を節約できるわけです。もちろん、 いつでも高速通信に戻すことができますし、また低速通信にすることもできます。回数制限などはありません。
低速通信でも、ネット検索やニュースアプリやTwitter、LINE、radiko、メールなどは普通にできるよ。YouTubeやNetflixなどの動画視聴は難しいけど。
節約術②:カウントフリーを活用する
ギガ死(通信制限)の原因で一番多いのはYouTubeと言われています。
BIGLOBEモバイルにはYouTubeやAbema TVなどなら、いくら使ってもデータ容量が消費されない 「エンタメフリー(月額480円)」 というオプションがあります。
BIGLOBEモバイルのエンタメフリーを使えば、月額480円でYouTubeが見放題になるので、これが最も簡単にギガ死回避できる方法と言えるでしょう。
■BIGLOBEモバイルのエンタメフリー対象サービス
ちなみに、あるサービスをどれだけ使ってもデータ容量が消費されない仕組みのことを「カウントフリー」と言います。
詳しくは以下の記事で。
節約術③:mineoの1GB無料でチャージできる「フリータンク」を使う
格安スマホには、「追加容量チャージ」などと言われるサービスがあります。これは月のデータ容量を使い切ってしまっても、追加でデータ容量を加えられるというサービスです(もちろん有料です)。
ただし、mineoには「フリータンク」といって毎月1GBまでなら無料でデータ容量を追加できるサービスがあります。このフリータンクをうまく利用すれば、ギガ死を回避できます。
「通信制限がかかる月もあれば、データ容量があまる月もある」という人には、mineoのフリータンクがおすすめです。
ちなみに、mineoのフリータンクはユーザー同士の助け合いで成り立っているため、もし自分のデータ容量が余った月があれば、逆にデータ容量を寄付しましょう。
節約術④:WiMAXを活用する
WiMAX 2+(以下、WiMAX)には月額3000円ちょいでデータ通信が使い放題になるプランがあります。
データ通信を大量に使う人は、 WiMAXと格安スマホを両方契約して、格安スマホのプランはデータ容量が一番少ない最安値プランにすることをオススメします。
なぜ格安スマホのプランを最安値プランにするかというと、格安スマホのデータ通信にWIMAXを使うからです。
こうすると、WiMAXの月額がおおよそ3500円くらい、格安スマホの最安値プラン(音声通話SIM)がおおよそ1400円くらいなので、合計でも4900円で「データ使い放題のスマホ」が手に入ることになります。
3,500円(WiMAX)+1,400円(格安スマホの音声通話SIM)=4,900円
WiMAXを使った節約術に関しては以下の記事で解説してます。
節約術⑤:(上級者向け)大容量プランへ変更+データ繰越しを使う
格安スマホ会社には、複数のプランがあります。そして、ほとんどの格安スマホで大容量プランを用意しています。
ほとんどの格安スマホでは、余った大容量をよく翌月に繰越しできるから、大容量を少し余して使う感じ
つまり、以下のイメージです。
- ほとんどの格安スマホは月1回はプラン変更が可能(翌月にプラン変更が反映される)なので、まず翌月のプランを「大容量プラン(30GB)」などに変更する
- ほとんどの格安スマホは余ったデータ容量は来月に繰越しできるので、例えば大容量プランの半分〜3分の1ほど使い、来月に余ったデータ容量を繰越す
- 翌月は繰越した容量を使うので、大容量プランから最安値プランに変更する
■隔月で20GBプランを使う場合(mineo ドコモプランでシミュレーション)
プラン変更&繰越を使う (毎月平均10.5GB使える) |
ずっと10GB使う | |||
使うプラン | 月額 | 使うプラン | 月額 | |
1月 | 20GB | 4680円 | 10GB | 3220円 |
2月 | 1GB | 1500円 | 10GB | 3220円 |
3月 | 20GB | 4680円 | 10GB | 3220円 |
4月 | 1GB | 1500円 | 10GB | 3220円 |
4ヶ月 合計 |
42GB | 12360円 | 40GB | 12880円 |
データ容量は翌月に繰越できるので、20GBのプランの月は10GBだけ使って残りの10GBは翌月に繰越すと、繰越した月は11GB使えます。繰越した月のプランは、繰越分(10GB)があるので小容量プラン(1GB)に変更しておきます。
これにより、毎月平均10.5GBのデータ容量が使え、単に10GBプランを毎月使うよりも0.5GB多く使えますし、金額も安くなります(上例の場合は4ヶ月で520円の節約。1年にすると2,080円の節約)。
まとめ
データ容量の節約術はいかがだったでしょうか。
まとめると
- 動画はさほど見ないけどために速度制限になる→高速通信のOFFスイッチを使う
- データ容量をめちゃくちゃ使う人なら→YouTubeのカウントフリーや、WiMAXなどを使う
といった感じですね。