目次
格安SIMの通話品質は大手携帯会社と同じ
意外と入られてませんが、格安SIMは大手携帯会社から通話の設備を借りて使っているため、全く同じ通話品質で使うことができます。
ネットの速度は違いがでるので注意
ネットの設備に関しても、格安SIMは大手携帯会社から設備を借りてますが、ネットに関しては速度に差が出るようになっています。
ネット回線は道路。格安SIMは道路がやや狭い
通信速度というのは、道路と同じで一度に走れる人(車)の量が決まっています。
格安SIMは「通話料金」に注意
30秒で20円
格安SIMの通話料金は基本は30秒あたり20円。かけた分だけ発生します。1分で40円。10分400円かかります。
格安SIM各社同じ料金
格安SIM各社で通話料金は同じです。どこも30秒で20円。
無料通話分は無い
基本的に無料通話分などはプランに含まれていません。mineoなどは別途オプション料金を払えば無料通話分をつける事は可能ですが、あまりお得じゃないのでおすすめしません。「通話が多い人」は後述しますが「10分通話かけ放題」に入りましょう。
専用アプリで通話料は半額にできるので必ず使う
通話料が半額になる「プレフィックス電話」のアプリ
意外と知られてないがですが、格安SIMの通話料金はほぼ全ての格安SIMで半額になるアプリを提供しています。これらの通話料金半額アプリは「プレフィックス電話」と呼ばれ、30秒あたり10円で電話をかけられます。つまり半額。
格安SIMの通話料金 | |
通常 | 20円/30秒 |
プレフィックス電話 | 10円/30秒 |
電話番号の先頭に5桁ほどの番号をつける
「プレフィックス電話」の面倒な点は、電話をかける時に電話番号の先頭に5桁の番号を入力してから通話しないといけない点。
専用アプリを使えば自動で番号が入力される
つまり、使い勝手はふつうの通話アプリと変わらないのに通話料金が半額になる、という画期的なサービスです。格安SIMに乗り換えたら必ず使いましょう。
使い方も通常の通話アプリと同じ
IIJmioの通話半額アプリ「みおふぉんダイアル」の実際の画面です。一般的な通話アプリと同じ使い方です。
格安SIM各社のプレフィックス電話アプリ
格安SIM各社 | プレフィックス電話のアプリ名 |
IIJmio | みおフォンだいある |
楽天モバイル | 楽天でんわ |
OCNモバイルONE | OCNでんわ |
LINEモバイル | 誰でもでんわ |
mineo | mineoでんわ |
BIGLOBEモバイル | BIGLOBEでんわ |
通話が多い人は通話かけ放題も活用する
通話かけ放題とは
格安SIMには「通話かけ放題サービス」もありますが、完全かけ放題でなく「10分通話かけ放題」が主流です。10分通話かけ放題とは「1回あたり10分以内の通話であれば何度かけても通話料は無料」というサービス。
月額850円ほど
「10分通話かけ放題」は格安SIM各社で月額850円前後で提供しています。数十円程度の違いしかありません。
1回の通話は10分以内
10分以内の通話なら何度でも無料ですが、10分を超えた場合でも通話料金は10分を超過した分しか発生しません(13分通話したなら3分しか通話料金が発生しない)。
10分をすぎそうなら一度切るのもアリ
通話が10分をすぎそうになったら、一度切って改めて電話をかければまた10分は通話料がかかりません。60分の通話でも9分59秒ごとに切るのを
LINEの無料通話も活用する
LINEの無料通話は「IP電話」と呼ばれる技術で、「電話回線」とはなく「ネット回線」を使って通話をします。無料で使えるのが最大のメリットなので、ぜひ活用しましょう。
LINEの無料通話のメリット
無料で通話できる点が最大のメリット。
音質がクリア。最近は遅延も少ない。
速度制限時も通話できる
LINEの無料通話のデメリット
LINEユーザー同士でないと通話できない。
電話番号は表示されない。
取引先などには掛けづらい。
メリット・デメリットも同じです。
まとめ:スマホでの通話は全部で3種類
通常の電話
いわゆる普通の携帯での電話。スマホにはじめから入っている通話アプリを使い、090/080/070〜始まる電話番号での通話です。
プレフィックス電話
発信先の電話番号の先頭(プレ)に5桁ほどの番号を付けて(フィックスして)発信する電話。割安な中継電話会社が中に入るので通話料が半額になります。
通常、格安SIMの通話料金は「30秒で20円」ですが、プレフィックス電話を使うと「30秒で10円」と半額になります
プレフィックス電話のメリット
メリットは通話品質が通常の電話と変わらない点。また、プレフィックス電話は相手の着信表示には正式な電話番号しか表示されないため、通常の電話アプリと全く同じ使い勝手で使えます。
プレフィックス電話のデメリット
デメリットは毎回5桁の番号を先頭につけないといけない点ですが、格安SIM各社の通話アプリを使えば自動で先頭に番号を付くので、実質デメリットはほぼないです。
誰でも使うことができるサービスなので、ぜひ活用しましょう。
IP電話
IP電話はネット回線を使った電話です。LINEの無料通話などが当たります。
通話が多い人向けの格安SIM
通話が多い人が格安SIMを選ぶときのポイントは2つ。
通話かけ放題の種類が多いところ
ほとんどの格安SIMは「10分通話かけ放題」だけですが、「3分通話かけ放題」や「特定の番号だけなら無制限にかけ放題」などのサービスを提供してる格安SIMがあります。
通話かけ放題が安いところ
「通話かけ放題」の相場は850円前後ですが、3分かけ放題だと600円で使えます。
通話かけ放題3種類あるOCNモバイルONE
OCNモバイルONEはNTTグループの格安SIMで、一時期はシェアトップでした。今はmineo、楽天モバイル、IIJmioなどに押されていますが、現在も人気の格安SIMではあります(やっぱりNTTブランドは強い)。
OCNモバイルONEの通話かけ放題は3種類
1つ目の「10分かけ放題」は先ほど紹介した一般的な格安SIMでのかけ放題サービスですが、2つ目の「トップ3かけ放題」、3つ目の「かけ放題ダブル」はOCNモバイルONE独自のかけ放題サービスです。
OCNモバイルONE独自のかけ放題「トップ3かけ放題」
OCNモバイルONEの2つ目のかけ放題で「トップ3かけ放題」です。これは、月額850円払っておけば、ユーザーが指定した3つの電話番号にかんしては、いくら通話しても通話料が完全無料、というサービス(10分以上でもOK)。
特定の3番号は無料というのは大手キャリアで昔やってたサービスですが、格安SIMでは史上初になっています。
3つじゃ足りない気もするなあ…。
OCNモバイルONEの独自のかけ放題「かけ放題ダブル」
OCNモバイルONEの「かけ放題ダブル」は通常の「10分通話かけ放題」と先ほど紹介した「トップ3かけ放題」を合わせたもので、
- 10分以内の通話なら何度かけても無料
- 指定した3つの電話番号なら10分を超えても無料
といった内容です。月額は少しあがって1300円。
「トップ3かけ放題」や「かけ放題ダブル」みたいなかけ放題サービスは他社にないから、OCNモバイルONEの独壇場だよね。
さすが、元祖携帯電話会社であるNTT系列というべきか、OCNモバイルONEは通話系のサービスの充実ぶりがすごいです。
600円で入れる「3分通話かけ放題」のIIJmio
IIJmioの通話かけ放題は「3分」と「10分」で選べる
IIJmioは「3分通話かけ放題」と「10分通話かけ放題」から選べます。「10分通話かけ放題はちょっと料金が高いな…」と思った人は「3分通話かけ放題」で様子をみるのもありです。途中から10分通話かけ放題に変更することも可能です。
IIJmioの通話かけ放題 | |
3分通話かけ放題 | 600円/月 |
10分通話かけ放題 | 830円/月 |
IIJmioの通話かけ放題は家族同士だと30分に延長
IIJmioには家族でデータ量をシェアできる「ファミリーシェアプラン(12GB)」というプランがあります。ファミリーシェアプランなどでシェアしあっているSIM同士の通話なら「10分まで通話かけ放題」が自動的に「30分通話かけ放題」にグレードアップされます。「3分通話かけ放題」は「10分通話かけ放題」にグレードアップされます。
IIJmioの通話かけ放題 シェアしてるSIM同士の場合 |
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10分通話かけ放題→30分通話かけ放題へ | |
3分通話かけ放題→10分通話かけ放題へ |
ただし、シェアできるSIMの枚数に違いがあり、「ファミリーシェアプラン」は最大10枚で、その他のプランは2枚のSIMでシェアできます。