まずはここから、スマホの通信速度には2種類ある
そもそもですが、スマホでネットをする際には2種類の方法があります。それは「高速通信」と「低速通信」です。
高速通信についてもうちょっと詳しく
つまり、格安SIMなどの「3GBプラン」というのは、1か月で3GBのデータ容量(ガソリン)を使える、という意味です。
このデータ容量=ガソリン(燃料)は、大手携帯会社も、格安SIMも毎月1日に満タンになります。
低速通信、速度制限とは?
YouTubeやhulu、Netflixなどの動画を見まくっていると、月末にネット検索などが急に遅くなることがありませんか?この遅くなったのが「低速通信」です。
これは1ヶ月に使えるデータ容量(燃料)が尽きてしまったから起きる現象なんですね。
このデータ容量が尽きてしまった状態こそが、「速度制限」となります。ようは燃料切れなので、これ以上はネットを高速ではできませんよ、と携帯会社に制限されている状況です。
ポイント
速度制限とは、データ容量を使いきり強制的に低速通信になってしまうこと。
いまだと、高速通信は速い時で20Mbpsくらいでますが、低速通信だと200Kbpsくらいに下がってしまいます。
そうなると、インスタグラムやYouTubeなどは読み込みにめちゃくちゃ時間がかかって、ろくに使えなかったりするわけです。
速度制限にならない方法、対策は?
速度制限にならないためには、一番は「自分にあったデータ容量プランを使う」ことです。
ようは、毎月6GBくらい使う人が3GBプランを使って入れば、月の半ばあたりで必ず速度制限にかかってしまいます。
そういう場合は、「従量制プラン」のある格安SIMを使うのが一番だよ。
従量制プランのある格安SIM
従量制プランとは、あらかじめ月に◯GB使うと決めずに、実際にその月にデータ容量を使ったぶんに応じて料金を支払うプランのことです。
しかも、従量制プランのいいところは、天井知らずで料金が上がり続けるような作りではなく、上限金額が決まっている点です。使いすぎないような作りなっているので、「使ったぶんに応じて」といっても安心して使えるわけです。
従量制プランのある格安SIMをいくつか紹介していきたいと思います。
IIJmioの「エコプラン」
従量制プランでいちおしはIIJmioのエコプランです。これはけっこう革命的なプランだと思います。
IIJmioは現在、格安SIMの市場シェア1位〜2位で、ダントツの人気を誇ります。人気の理由は高品質・官公庁の仕事もこなす堅い企業で企業体質が真面目・価格も安い、といったところです。
テレビCMなどは打っていないので地味めですが、業界では知らない者はいない超大手です。
そんなIIJmioの「エコプラン」は、スマホのデータ容量の上限を「3GBプラン」または「7GBプラン」で申し込んで、その上限まで使わなかった場合は、0.5GB単位で100円の割引をしてくれる、といった内容です。
IIJmioの「エコプラン」はau回線
IIJmioのエコプランは、au系の回線を使っているため、auのスマホかSIMフリースマホでなければ使うことができません。
さらにauのスマホでもSIMロック解除が必要で、かつau VoLTE対応スマホでなければなりません(2015年夏以降の機種ならほぼau VoLTE対応)。
auのスマホのSIMロック解除のやり方は以下の記事でまとめてます。
エキサイトモバイルの「最適料金プラン」
エキサイトモバイルの「最適料金プラン」は、「THE 従量制プラン」といってもいいほど、王道の従量制です。
500MB〜1GB単位という、かなり小刻みに料金設定されており、本当に無駄なく月額を節約できます。
エキサイトモバイルは、料金も最安レベルになってますし、IIJmioから設備を借りているので、品質も高いので、知名度は低いですが、かなりおすすめの格安SIMです(少し前に1年くらい使ってました)。
例:SIM1枚目:1GB + SIM2枚目:2GB + 3枚目:0.5GB=合計3.5GB よって4GBの料金が適用される。
エキサイトモバイルの「最適料金プラン」はドコモ回線
エキサイトモバイルの対応回線は、ドコモです。なので、ドコモのスマホな SIMロック解除なしで使えます。
ソフトバンクの回線はSIMロック解除が必要です。auのスマホだとドコモの回線と相性が悪いことがあるので、IIJmioのエコプランがいいでしょう。
b-mobileの「990 JUSTFIT SIM」
つづいては、マイナーですがb-mobileの「990 JUST FIT SIM」です。
b-mobile自体は歴史のある老舗、新しいことに積極的な格安SIMなんですが、料金はちょっとだけ高めです。
例えば、音声通話SIM×3GB使った場合、
IIJmioなら「1600円」
エキサイトモバイルなら「1580円」
b-mobileおかわりSIMなら「1990円」
と、やや月額に差がでます。
でも大手キャリアとの価格差に比べたら微々たるものだけどね。
b-mobileの「990 JUSTFIT SIM」は「ドコモ」&「ソフトバンク」回線
b-mobileの「990 JUSTFIT SIM」の最大のメリットは、なんといっても「ソフトバンク」と「ドコモ」のスマホ両方に対応している点です。
■b-mobileの「990 JUSTFIT SIM」の対応端末
ソフトバンクのiPhone 5以上
ドコモのスマホ
の2つがSIMロック解除しないで使えます。
まとめ
従量制のある格安SIMはまだまだ少ないですが、通常のプランと比較しても、高いわけではありません。で、あればぶっちゃけ定額制よりも絶対従量制の得な気がします。なので、当サイトでは度々、「従量制が今後のスマホの料金プランのスタンダードになる!」と主張しております(まだなってないですけど…)。
やば、いつのまにか従量制プランの話がメインになってた…