このサイトでは「格安SIMが広がらないのは複雑だから」と格安SIM会社に勤めていた時から感じていた管理人が、できるだけわかりやすく格安SIMを解説していきます。
SIMとは?
「SIM(シム)」とは「SIMカード」の略。「SIMカード」というのは“Subscriber Identity Module Card”の略で電話番号などの契約者情報が記録されているちっちゃなカードのことです。
Subscriber | 契約者 |
Identity | 同一性 |
Module | 部品 |
SIMがないと電話ができない
スマホはSIMを挿さないと「090,080,070〜」といった一般的な携帯電話番号を使った電話ができません。SIMは基本的には通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク等)が作っていて、それをスマホに挿して初めて電話ができるようになります。
当サイトを読んで頂いている人のiPhoneやAndroidスマホにもSIMがはいってるはずです。
インターネットもSIMでしている
最近ではネット検索することをググる(”グーグルを使用する”の意)なんて言いますが、SIMは電話だけでなくネットをする時にも使います。
SIMはその機能に必要な部品なわけですね。
SIMはサイズが3種類ある
SIMカードには「標準SIM」「micro SIM(マイクロSIM)」「nano SIM(ナノSIM)」と3つのサイズがあります。スマホの機種によって、どのサイズのSIMを使うかが異なります。
「標準SIM」に関してはほぼ絶滅しているので、実質2サイズになります(nanoとmicro)。
格安SIMに申し込むときはサイズを指定しないといけないので、自分のスマホのSIMサイズをしっかり確認しておきましょう。
スマホのSIMサイズを確認する方法
- 定規でサイズを測る(寸法は上図を参照)
- 「◯◯(スマホ機種名) SIMサイズ」で検索する
最近は使うサイズに合わせてSIMを自分でくり抜くのが主流
SIMサイズの話の補足として、最近は届いたSIMを自分が使いたいサイズに合わせてパッケージからくり抜くのが主流になっています。
少し前までは3種類のサイズそれぞれのSIMが作られていたんですが、現在は格安SIMに申し込む際にお客さんがサイズ指定を行わず、くり抜き方によって3サイズのどれにでもなるSIMが届きます。
上の写真は「nano SIM」サイズにくり抜いた状態です。指で簡単にできますが、間違ったサイズにくり抜かないように注意しましょう(ちなみに一回り外の白い枠でくり抜けば「micro SIM」、一番外側の枠でくり抜けば「標準SIM」のサイズになります)。
SIMは機能も3種類ある
SIMは機能別に「データ通信SIM」「SMS機能付きSIM」「音声通話SIM」といった3種類があります。
SIM名 | 使える機能 | 用途 | 金額 |
データ通信SIM |
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タブレットやモバイルルーターに使うSIM。ただし、タブレットでLINEをするならSMS機能付きSIMの方がいい。 | 追加料金なし |
SMS機能付きSIM |
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電話をしない人がスマホで使うSIM。タブレットでLINEを使う場合もこのSIM(LINEのSMS認証を通過するためにSMS機能を使うから)。 | データ通信SIMの料金に+約150円 |
音声通話SIM |
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090、080などから始まる電話がつかえるドコモ・au・ソフトバンクと同機能のSIM。電話番号を引き継いで乗換える人はこれ。 | データ通信SIMの料金に+約700円 |
格安SIMを選ぶときは「サイズ」と「機能」を選ぶ
つまり、格安SIMを選ぶときは「サイズ(3種)」と「機能(3種)」を選ぶことになります(全部で9パターンから)。
音声通話SIM ※データ通信SIM+700円くらい |
標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
SMS付きSIM ※データ通信SIM+150円くらい |
標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
データ通信SIM | 標準SIM | マイクロSIM | ナノSIM |
まとめ
ざっくりではありますが「SIM」についての解説でした。いかがだったでしょうか。