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格安スマホ・格安 SIMへ乗り換えるまでの一連の流れを解説。




この記事では、格安スマホ・格安SIMへ乗り換えるまでの一連の流れを解説します。

ハルオ
基本的にこのページさえ見れば、格安スマホに乗り換えるために「どういった手順を踏めばいいか」がほぼ全てわかる、というのを目指して作っています。
ニノくん
これを読めばわかる、と。 先輩、ずいぶん思いきったこといいますね〜。

 

ハルオ
まあ、“ほぼほぼ”わかるはずです(少し下げた)

大まかな流れ

はじめに格安スマホへ乗り換える際の大まかな流れを確認してみましょう。

ハルオ
上図の各項目ごとに解説していきたいと思います。

①使っている携帯の「契約更新月」を確認

ドコモ・au・ソフトバンクといった今使っている大手キャリアの「契約更新月」を確認します。

契約更新月とは?

大手キャリアの契約は基本的に「2年縛り」と言われ、2年に1回しか無料で解約できる月がありません。

その1回の無料解約期間を逃すと次はまた2年後、というルールになってます。

その無料で解約できる月が契約更新月です。

ちなみに無料期間外に解約すると違約金として1万円が発生します。

■2年縛りのイメージは下図の通りです。

契約更新月の確認方法は?

契約更新月の確認方法は、ドコモ・au・ソフトバンクのMyページ(会員専用ページ)から確認できます。

ハルオ
各社ほぼ同じ確認方法なので、ざっくりと流れを記載します。

契約更新月の確認流れ(ざっくり)

 ドコモ・au・ソフトバンクのMyページにアクセスします。

 契約手続き・契約内容・契約情報などの項目で確認できます。

契約更新月が遠かったら?

契約更新月を確認した結果、まだまだ先だった場合は選択肢が2つあります。

契約更新月が遠い場合

 契約更新月時に無料解約で格安スマホに乗り換える

 契約更新月前に違約金1万円を払ってでも格安スマホに乗り換える

違約金を払ってでも格安スマホに乗り換えた方が結果おトク

ハルオ
私自身の経験からいえば、後者の「契約更新月前に違約金1万円払ってでも乗り換え」の方が良いと思います。

というのも、格安スマホの月額は1,000円台〜3,000円台に収められるので、今払っている大手キャリアの携帯代金とくらべれば月3,000円から多い人だと月7,000円くらい節約できるはず。

そうすると、違約金の1万円なんて格安スマホに乗り換えて2〜3ヶ月すれば元が取れてしまうんです。

であれば、一刻も早く格安スマホに乗り換える方がお得度が高いわけです。

ハルオ
ちなみに、携帯代金というのは今や水道料金や電気料金と同じくらいほぼ一生かかる費用です。

生涯費用でみた時に大きな差が出るので、できるだけ早いうちから安くしておくことをオススメします。

②格安スマホが使えるスマホを用意する

いま使っているスマホで格安スマホが使えるのであれば、それが一番コストを抑えられます。

いま使っているスマホで格安スマホが使えるかは、下表を参考にしてください。

ドコモのスマホ

一番乗り換えやすい。

もっとも数が多い「ドコモから設備を借りている格安スマホ(IIJmio・楽天モバイルなど)」ならそのままSIMを挿し替えるだけで使える。

auのスマホ

auのMyページ(会員専用ページ)でSIMロック解除を行えば、「auから設備を借りている格安スマホ(mineo・楽天モバイルなど)」なら使える。

ただし、SIMロック解除は2015年5月以降発売の機種しかできないので、それより古いスマホだと格安スマホは使えない。

iPhoneの場合はiPhone 6sからならSIMロック解除可能。

ソフトバンクのスマホ

ソフトバンクのMyページ(会員専用ページ)でSIMロック解除を行えば、「ソフトバンクから設備を借りている格安スマホ(LINEモバイル・mineoなど)」および「ドコモから設備を借りている格安スマホ(IIJmio・楽天モバイルなど)」なら使える(ソフトバンクスマホはドコモ通信と相性がいいです)。

ただし、SIMロック解除は2015年5月以降発売の機種しかできないので、それより古いスマホだと格安スマホは使えない。

iPhoneの場合はiPhone 6sからならSIMロック解除可能。

SIMフリーのスマホ

(Appleストアで買ったiPhoneや、家電量販店で回線サービス無しで単品購入したAndroid)

どこの格安スマホ会社でも使える。

ただし、SIMフリーのAndroidの場合はたまにau回線非対応モデルもあるので「ドコモから設備を借りている格安スマホ」が無難。

「SIMロック解除」「SIMフリー」とは?

ドコモ・au・ソフトバンクの各社が、自社の通信しか使えないようにしている制限、それが「SIMロック」です。

ユーザー側すると迷惑な制限なため、このSIMロックは2015年5月以降に発売した機種からは解除できるようになりました。

 反対に「SIMフリー」とは、そうしたSIMロックが掛かっていないスマホのことで、どこの会社の通信でも使うことができます。

au・ソフトバンクでSIMロック解除ができないスマホの場合は、新しくSIMフリースマホを買う

au・ソフトバンクのSIMロック解除ができないスマホを持っている人の場合は、基本的に新たなスマホを買うしかありません。

その場合は、どこの通信でも使えるSIMフリースマホにしましょう。現在のSIMフリースマホは、安くて高性能なスマホが非常に多く、大手キャリアで販売しているスマホに比べてもなんら遜色はありません。

ハルオ
SIMフリースマホは、格安スマホ会社でセット購入するのが一番安く手に入ります。

家電量販店などで単品購入すると数千円は高くなるので、できればSIMとセット購入しましょう。詳しくは以下の記事で。

SIMフリースマホってどこで買うべき?安く購入できるのは?おすすめの購入場所を解説。

2018.08.06

おすすめメーカーは、「HUAWEI」「ASUS」などです。SIMフリースマホについて詳しく知りたい場合は以下の記事をご覧ください。

iPhone Xっぽい格安スマホ(SIMフリースマホ)4選!Android派にはこれ。性能だって負けてないのもあるぞ!

2018.09.01
iPhoneのSIMフリーがほしい場合は?

iPhoneは、Apple公式ストア(WEB or 店舗)で購入すればすべてSIMフリーiPhoneになります。

 

ちなみにiPhoneは金額はどこで買っても大差なしなので、Apple公式ストアで購入するのが一番安全で間違いないです。

詳しくは以下の記事で解説しています。

【どこで買う?】SIMフリー版iPhoneの購入場所4選。購入場所ごとのメリット・デメリットを解説。

2019.05.13

SIMロック解除の方法は?

SIMロック解除の方法は、ドコモ・au・ソフトバンクの各社のMyページ(会員専用ページ)から無料で可能です。

ショップで店員さんにやってもらうことも可能ですが、有料で3000円もかかってしまうのでおすすめしません。

SIMロック解除の方法は、以下の記事でまとめているのでご覧ください。

③MNP予約番号を取得する

更新月になったり、更新月前でも格安スマホに乗り換えることを決めたら、つづいてはMNP予約番号を取得しましょう。

ちなみに、この項はいま使っている携帯電話番号を乗り換え先でも引き継いで使いたい人向けです。 もし、乗り換えに際して携帯電話番号が変わっても構わない人は、次の項「④格安スマホ会社へ申し込む」までスキップしてください。

MNPとは?

MNPとは「モバイルナンバーポータビリティ(携帯番号持ち運び制度)」の略で、いま使っている携帯番号を乗り換え先でもそのまま引き続き使える制度です。現在は携帯会社を乗り換える際はこの「MNPでの申し込み」が主流です。

MNPでの乗り換えの流れ

MNP予約番号とはMNPでの申し込みをする際に必要になってくる番号のことで、今使っている携帯会社から取得して、乗り換え先の携帯会社(今回なら格安スマホ会社)に申告します。

MNPでの申し込みの流れ いま使っている携帯会社からMNP予約番号を取得する

 格安スマホ会社へ申し込みをする際に、申し込み画面にMNP予約番号を入力する

 格安スマホ会社のSIMが届いたら、携帯にさして格安スマホ会社のWEBサイトへアクセスし「切り替えるボタン」を押す

 20分ほどで乗り換え前の携帯会社が自動的に解約になり、乗り換え先の格安スマホ会社に契約と電話番号が移動する

MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号はドコモの場合はMyページ(My docomo)・電話・ショップから取得が可能です。

au・ソフトバンクの場合はガラケーの人のみMyページから取得が可能で、スマホの人はサポートセンターに電話して取得するか、ショップでの取得になります。

■スマホ利用者のMNP予約番号の取得方法

ドコモ WEB・電話・ショップ
au 電話・ショップ
ソフトバンク 電話・ショップ
ハルオ
ドコモの人は断然、Myページからの取得が簡単でおすすめです。

au・ソフトバンクの人は電話取得がおすすめです。ショップは混雑していることが多い&乗り換えの引き止めにあう可能性が高いからです。

各社のMNP予約番号の取得方法は以下の記事をご覧ください。

④格安スマホ会社へ申し込む

格安スマホが使えるスマホとMNP予約番号が揃ったら、格安スマホへ申し込ましょう。

格安スマホへの申し込みはWEB?店舗?

格安スマホへの申し込みは、WEB申し込みと店舗申し込みがあります。

以前はWEB申し込みオンリーだったんですが、最近は格安スマホ会社が家電量販店などに窓口を開設して受付ています。

もちろん、どちらで申し込んでもいいのですが個人的にはWEB申し込みの方がおすすめです。

WEB申し込みがいい理由
WEB申し込みの方がいい理由は、主に以下の通りです。

 自分の好きな時間で10分ほどで申し込みが完了できる。

 格安スマホは現在、申し込み者がとても増えており店舗は混雑していることが多い。
 人によっては余計なオプションへの営業などがある場合も。
 格安スマホ会社的には、WEB申し込みの方がコストがかからないのでその分、お得なキャンペーン特典をつけていることが多い。

ハルオ
WEB申し込みができるか不安…という人は、以下の記事でWEBの申し込み手順を画像付きで解説してるので参考にしてみてください。

どこの格安スマホ会社がいいかわからない人は?

どこの格安スマホがいいかわからな場合は、以下の「格安スマホ12社を比較」した記事を読んでみてください。格安スマホ会社それぞれの特徴や、メリット・デメリットなどを元同業者の目線でまとめています。

【2019年版】元同業者が格安SIM11社を比較。月額料金プラン・特徴が一覧でわかる。

2019.06.29

⑤SIMが届いたら、電話番号切り替え手続き(MNP)を完了させる

SIMが届いたら、電話番号切り替え手続き(MNP)を完了させます。先ほど解説したやつですね。

電話番号切り替え手続きの流れ   乗り換え前の携帯会社のSIMはまだ使えるので、そのSIMの挿さったスマホでじぶんが申し込んだ格安スマホ会社のWEBサイトにアクセス(WEBでなく窓口に電話をかけるパターンもあります)。
 会員専用ページにログイン。
 MNP切り替え手続きの画面がでるので、「電話番号切り替え(MNP)を行う」といった主旨のボタンを押す。
 20分ほで乗り換え前の携帯会社のSIMが使えなくなり、格安スマホのSIMが使えるようになる(切り替えが完了する)。

⑥設定などを行う

最後に、スマホの各種設定を行います。格安スマホに乗り換えた後におこなうべき設定を、まとめると以下の通りです。

乗り換え後にするべき各種設定
 スマホにSIMを挿す

 APN設定をおこなう

 Googleアカウントでのログイン・移行(Androidの場合)

 iCloudでのログイン・移行(iPhoneの場合)

 写真や音楽などのデータ移行

※それぞれのやり方をまとめた記事を作成中なので、近日中に更新いたします。

まとめ

ハルオ
以上が格安スマホへ乗り換える際の一連の流れになります。

格安スマホへ乗り換える際に準備するもの(本人確認書類など)や注意点をまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

【保存版】格安スマホにMNPで乗り換える際に必要な物5つ!事前にしっかり準備しよう!

2018.03.15

格安スマホ・格安SIMへ乗り換え時の5つの注意点まとめ

2018.03.15

ABOUTこの記事をかいた人

通信・放送系およびIT系の会社で格安スマホやWiMAXなどの企画を6年ほど経験し「格安スマホって革命的」と感じた一方で「みんなまだ全然使ってない…」ことも実感し、当サイトを立ち上げました。 「格安スマホ検討中の人」の参考になったら幸いです。