「格安スマホ」や「キャリア」の解約方法には2種類ある
格安スマホ(大手携帯会社もですが)の解約には2種類あります。今日はその2種類について解説したいと思います。
なお現在、大手携帯会社(キャリア)を利用中で、いずれ格安スマホに乗り換えようとしている人も、どちらの解約方法でやめるか参考になるかと思います。
解約方法1:「解約」
ひとつは、その格安スマホや大手携帯会社との「契約」を完全に消滅させる解約方法です。この方法は「解約」と呼ばれます。
この解約をすると今まで使ってきた電話番号も消滅してしまい、次に他社で携帯サービスを契約するときは新たな電話番号が発番されます。
通常の「解約」は格安スマホならWEBからできて簡単。大手携帯会社はショップに行く必要がある
通常の「解約」のメリットは特に面倒な手続きがなく、格安スマホならそこのWEBページにいって「Myページ」や「会員専用ページ」にログインして、「解約」ボタンを押せば終わりです。
だいたい、辞めたい月の25日前後まで解約が可能で、その日付をすぎると翌月解約扱いになるパターンが多いです。辞めた月は月末まで使えることが多いです。
大手携帯会社の場合は、本人確認がかなり厳格なので、ショップにいかないと解約できません。しかも、ショップ店員さんに、引き止めに合う可能性も高いので少し面倒くさいですね。
解約方法2:「MNP転出」
もう一つは、格安スマホや大手携帯会社との「契約」は消滅させるも、今まで使ってきた電話番号は乗り換え先の他社で引き続き使えるように解約する方法です。この方法は「MNP転出」と呼ばれます。
「MNP」とは「モバイル・ナンバー・ポータビリティ」の略で、”携帯電話番号の持ち運び”といった意味です。携帯業界には「今まで使っていた電話番号を他社でも使える」という制度があり、それがこのMNPというわけです。
なお、「転出」という言葉は聞き覚えがないと思いますが、携帯サービスを他社で使うために「出て行く(やめる)」時に使います。
他社から見た場合は、逆に自分たちの所にきてもらったことになるので「転入」になるわけです。なので、MNP転出した人は必ずどこかにMNP転入してるわけです。
MNP転出は格安スマホも大手携帯会社もWEBや電話でできて簡単
「MNP転出」の場合は、WEBで可能です。
格安スマホならそこのWEBページにいって「Myページ」や「会員専用ページ」にログインして、「MNP転出」のボタンを探しましょう。大手携帯会社(キャリア)の場合は、「My docomo」「My au」「My SoftBank」というマイページにいけば可能です。
そこで手続きをすると「MNP予約番号」という10桁の番号が発番されるので、その10桁をひっさげて乗り換えたい他社に申し込みをすれば、申し込み途中に10桁の番号を入れる画面が必ずでるので、入力すれば手続きは完了です。
あとは、乗り換え先の申し込みページの画面の指示に従って進めていけばOKです。
他社への申し込みが完了して、SIMが届いたら乗り換え前の通信会社との契約は勝手に無くなります。
MNP転出は格安スマホの場合は手数料3000円が発生する。キャリアの場合はWEBならかからない
この「MNP転出」で注意しないといけないのは、MNP転出手数料3,000円が必ず取られることです。なお、通常の「解約」の場合はこれらの手数料は発生しません。
どちらの解約方法でも最低利用期間内だったら違約金がかかる場合も
通常の「解約」も「MNP転出」の場合も、最低利用期間内に行なった場合は違約金がかかります(解約事務手数料と呼ばれる場合も)。
ほとんどの格安スマホの場合は、最低利用期間は1年間です。しかも音声通話SIMの場合にしかかかりません。
- データ通信SIM…最低利用期間なし
- SMS付きSIM…最低利用期間なし
- 音声通話SIM…最低利用期間1年間(1年以上使えば違約金なし)
といった感じです。