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格安SIMが安い理由1:ショップ運営コストがほぼない
大手携帯会社は全国各地に自社のショップを持っています。ショップ運営には土地代・建設費用・内装費用・スタッフ人件費・スタッフ教育費など莫大ないろいろなコストが掛かります。
格安SIMのショップ運営費は格段に少ない
一方で格安SIMは、独自のショップを展開している所は少ないです。また、ショップ展開をしていても大手携帯会社に比べれば数はかなり少ないです。
そのため、大手携帯会社に比べるとショップ運営費は格段に少なく済みます。それどころか、私のいた格安SIM会社は当時1件も店舗を持っていなかったので、ショップ運営コストはゼロでした。他にもショップ運営をしていない格安SIMはたくさんあります。
格安SIMではサポートはチャットが便利
ショップがある利点は「申込み時や利用時などわからない事ができたらすぐに聞きに行ける」ところですが、最近では格安SIM各社でもチャットサービスをはじめました。格安SIM公式サイトにいくと、チャット(LINEのようなメッセージ)問い合わせ窓口があるので、気軽に質問できます。
格安SIMが安い理由2:物流網が不要
大手携帯会社は全国各地にショップがあるため、そこにスマホやタブレットなどの端末、SIMカードなどを常に配送しなければなりません。そのため、大規模な物流センターを作り全国各地へ届けるための物流網も構築します。
一方、格安SIMの場合はWEB申し込みがメインなので、倉庫など1つの拠点から宅急便で送るだけでいいため物流網を構築せずに済みます。
格安SIMが安い理由3:設備投資が不要
格安SIMは大手携帯会社から通信設備を借り、看板だけ自分たちのものに変えて販売するサービスです。そのため、自前で通信設備を用意する必要がなく、レンタル費は支払うだけになります。
イメージ的には、コンビニで売ってるプライベートブランド商品などが近いです。セブンイレブンで売っているお茶は、セブンブランドですが裏面を見ると実際の製造者は「伊藤園」にだったりします。
大手の格安SIMによっては自前の通信設備を持っている所もありますが、大手携帯会社のように基地局が全国にあるといった大規模なものではありません。
格安SIMが安い理由4:シンプルなサービス
格安SIMは基本的に「データ容量を何GBにするか決める」「通話機能がいるか決める」、最低限この2つを決めるだけでOKなプランになっています。難解な割引制度などはほぼありません。プランがシンプルだと、管理するシステムもシンプルになり、開発コストが抑えられます。
格安SIMが安い理由5:完全な通話かけ放題がない
格安SIMでは定額で通話が完全にかけ放題になるサービスはありません。かわりに定額で「10分通話かけ放題」になるサービスは各社で提供しています。料金はどこも月額850円程度。
10分通話かけ放題に入らない場合、格安SIMは10円/30秒で料金かかるので、通話が多い人は加入しましょう。
格安SIMは品質が悪いから安いわけではない
スマホでネットをする際は、普通にネット検索をしたりニュース記事を読むだけなら1Mbpsで十分。NetflixやYoutubeなども1Mbpsあれば動画が見られます。
格安SIMは大手携帯会社と比べると通信速度が遅いのは事実ですが、ほとんど時間帯で3Mbps以上は余裕ででますし、40Mbpsとか爆速の時間帯もあります。やや遅くなる時間帯でも1Mbps前後は出るようになっている所が多いです。そのため、実際に格安SIMを使ってて「通信速度が遅くて不便…」と感じることはほぼ無いでしょう。
つまり、格安SIMは決して「安かろう悪かろう」ではなく、設備や一部のサービスを削って料金を安くしているわけです。
つまり、大手携帯会社にたいして「そこまで手厚いサービスはいらないから、料金が安い方がいい」と思う人にとっては格安SIMは最適だね。