大手携帯キャリアでの名義変更のやり方
名義変更のやり方は、ドコモ・au・ソフトバンクの3社とも微妙に違います。それぞれ解説したいと思います。
ドコモで名義変更をする場合
ドコモで名義変更をする場合、持ち物は以下の4つ。これらを持ってドコモショップに行きましょう。ネットや電話からの手続きはできません。
名義変更に必要な持ち物①:現在の名義の人の「本人確認書類」
現時点でドコモと契約している人の本人確認書類を持って行きましょう。ちなみに、本人確認書類はコピーはダメで原本のみとなります。
本人確認書類として使えるもの | |
1点でOKなもの | 運転免許証、マイナンバーカード |
クレジットカード持参、またはキャッシュカード持参なら1点でOKなもの | 「保険証」「住民基本台帳カード」「在留カード」など |
補助書類も必要なもの | 「保険証」「住民基本台帳カード」「在留カード」などで、クレジットカード・キャッシュカードを持っていない人は、電気・都市ガス・水道などの支払い済み領収書(補助書類)も必要 |
名義変更に必要な持ち物②:名義を引き継ぐ人の「本人確認書類」
これから契約を引き継ぐ人の本人確認書類を持って行きましょう。本人確認書類として使える書類は上表と同じです。こちらもコピーはダメで原本のみとなります。
名義変更に必要な持ち物③:名義を引き継ぐ人のクレジットカード、キャッシュカードなど
名義を変更すると支払い元も変更になるため、名義を引き継ぐ人が以下の3つのいずれかを持って行けばOKです。
・クレジットカード
・キャッシュカード
・通帳+銀行印
名義変更に必要な持ち物④:2人でいけない場合は「委任状」も
名義変更を行う場合、「現在の名義の人」と「名義を引き継ぐ人」の2人でドコモショップに行ければ「委任状」は不要ですが、どちらか1人が行けない場合は、行けない人に「委任状」を書いてもらい持参する必要があります。
委任状はドコモの公式サイトからダウンロードして印刷して記入できます。プリンターが家にない人はセブンイレブンなどのコンビニで印刷するか、ドコモショップで委任状を貰いましょう。
できれば2人でドコモショップに行った方が圧倒的に楽だね。
auで名義変更をする場合
auで名義変更をする場合は「譲渡」と言います。持ち物は以下の5つ。これらを持ってauショップに行きましょう。ネットや電話からの手続きはできません。
なお、auの場合は必ず、現在の名義の人と名義を引き継ぐ人の2人でauショップに行かないといけません。
名義変更に必要な持ち物①②:現在の名義の人の「印鑑」+「本人確認書類」
現時点でauと契約している人の「印鑑(認印)」と「本人確認書類」を持って行きましょう。本人確認書類はコピーはダメで原本のみとなります。
本人確認書類として使えるもの | |
1点でOKなもの | 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(通知カードは不可)、身体障がい者手帳または療育手帳または精神障がい者保健福祉手帳、特別永住者証明書、在留カード+外国発行パスポート、住民基本台帳カード |
クレジットカード持参、またはキャッシュカード持参なら1点でOKなもの | 「保険証」 |
補助書類も必要なもの | 「保険証」で、クレジットカード・キャッシュカードを持っていない人は、電気・都市ガス・水道などの支払い済み領収書(補助書類)も必要 |
名義変更に必要な持ち物③④:名義を引き継ぐ人の「印鑑」+「本人確認書類」
現時点でauと契約している人の「印鑑(認印)」と「本人確認書類」を持って行きましょう。本人確認書類はコピーはダメで原本のみとなります。
使える本人確認書類は上表と同じです。
名義変更に必要な持ち物⑤:名義を引き継ぐ人のクレジットカード、キャッシュカードなど
名義を変更すると支払い元も変更になるため、名義を引き継ぐ人が以下の3つのいずれかを持って行けばOKです。
・クレジットカード
・キャッシュカード
・通帳+銀行印
ソフトバンクで名義変更をする場合
ソフトバンクで名義変更をする場合、持ち物は以下の5つ。これらを持ってソフトバンクショップに行きましょう。ネットや電話からの手続きはできません。
名義変更に必要な持ち物①②:現在の名義の人の「本人確認書類」+「印鑑(またはサイン)」
現時点でソフトバンクと契約している人の「本人確認書類」と「印鑑」を持って行きましょう。印鑑じゃなくサインでもOKです。本人確認書類はコピーはダメで原本のみとなります。
本人確認書類として使えるもの | |
1点でOKなもの | 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(通知カードは不可)、身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳 |
補助書類も必要なもの | 「保険証」の場合は、電気・都市ガス・水道などの支払い済み領収書で発行日から3ヶ月以内のものが必要です |
名義変更に必要な持ち物③④:名義を引き継ぐ人の「本人確認書類」
現時点でソフトバンクと契約している人の「本人確認書類」を持って行きましょう。本人確認書類はコピーはダメで原本のみとなります。
使える本人確認書類は上表と同じです。
名義変更に必要な持ち物⑤:名義を引き継ぐ人のクレジットカード、キャッシュカードなど
名義を変更すると支払い元も変更になるため、名義を引き継ぐ人が以下の3つのうちいずれかを持って行けばOKです。
・クレジットカード
・キャッシュカード+銀行印(メガバンクなど、ソフトバンク公式サイトに記載の銀行なら銀行印は不要)
・通帳+銀行印
大手携帯キャリアは、家族間での名義変更は原則無料
大手携帯キャリアで名義変更をする場合、家族間なら基本的に無料で行えます。ただし、ソフトバンクの場合は、家族間割引が適用されてないと、3000円かかります。
名義変更の手数料 | |
ドコモの名義変更の手数料 | 2000円 ※家族間の名義変更の場合は無料 |
auの名義変更の手数料 | 2700円 ※家族間の名義変更の場合は無料 |
ソフトバンクの名義変更の手数料 | 3000円 ※家族間割引が適用中なら無料 |
格安SIMに申し込む前に、今の携帯会社の契約名義が誰になってるか確認しておこう
電話番号を引き継ぐ形(MNP)で乗り換える際は、今使っている携帯会社の契約名義が、格安SIMに申し込む契約名義と違っている時は、乗り換えられません。よって、必ず事前に名義変更する必要があります。
自分が今使っているドコモのスマホは母親の名義で契約しているけど、乗り換え先の格安SIMには自分の名義で申し込みたい人がいるとします。
この場合はドコモの契約を自分の名義に事前に変更しておかないと、格安SIMに乗り換えられません。
もちろん、逆に格安SIMも母親の名義で申し込めばドコモの名義は変更しないでOKです。
まとめると…つまり、電話番号を引き継ぐ形(MNP)で携帯を乗り換える時は、乗り換え前の携帯会社の契約名義と乗り換え後の携帯会社の契約名義は同じじゃないといけないわけです。
※ただし、電話番号を引き継がず「新規発番」でいい人の場合は、名義が異なっていてもOKです。
IIJmio・イオンモバイル・DMMモバイルなどは、家族でデータ容量をシェアしながら使えるが、全員同じ名義じゃないとダメなので注意
IIJmio・イオンモバイル・DMMモバイル・エキサイトモバイルなどは、家族でデータ容量をシェアして使える格安SIMです。IIJmioは1契約で最大10枚のSIMを使えるようになっていて、そのうち5枚までは携帯電話番号がついた「音声通話SIM」が使えるので、5人家族までなら全員で電話番号を引き継いで使うこともできます。
IIJmoに代表される「家族でシェアできるSIM」は使い勝手はとても良いのですが、1点やっかいな事があります。それは、契約名義は1人しか設定できない点。
SIMを10枚で使おうが、IIJmioとの契約者は1人だけ(利用者は複数いてOK)という扱いになるので、家族も一緒に電話番号を引き継がせる形でIIJmioに乗り換える場合は、事前に家族の契約名義すべてをIIJmioに乗り換える人に変えておく必要があります。
まとめ
私のいた格安SIMも家族でデータ容量をシェアできたので、事前に名義統一が必要でした。
そうなるとかなり面倒くさいので、事前に名義を調べて必要であれば変更しておきましょう。