通信速度を表す単位「Mbps」とは?
格安SIMの通信速度は主に「Mbps(メガ・ビット・パー・セコンド)」という単位を使って表されます。
パー・セコンドというのは「1秒当たり」という意味ですので、「Mbps(メガ・ビット・パー・セコンド)」というのは1秒あたりに何メガビットのデータを読み込めるかということです。
1ビットってどれくらい?
1ビットは半角文字、1文字分です。日本語の場合は全角文字(半角文字2文字分)になるので1文字で2ビットになります。
ちなみに、YouTubeの5分くらいの動画は80,000,000ビットくらいです。これは80メガビットと言い換えることができます(1メガビット=1000000ビット)。
80メガビットなら、通信速度が40Mbps(1秒間に40メガビット読み込める)出ていれば、2秒で5分の動画を読み込めるわけです。
携帯会社・格安SIMで使われる「理論値」とは?
格安SIMの通信速度は、格安SIM各社の公式WEBページに書かれています。
※上図はIIJmioのWEBサイトから
ここで使われいる通信速度は「理論値」といって、“全ての環境が完璧に整えば、最高でこの速度が出る”というお話です。
たくさんの車が走ってると混み合って速度が出ません。通信速度も全く同じ理屈で回線が混み合うと遅くなります。
格安SIMの理論値とは、ようは車のスピードメーターの最高速度のようなもの。
道路をたった1人で走れるとき以外にそんな速度を出せることは無いのです。ネットの通信速度も1人で回線を独占しないと理論値は出ません。
下り・上りとは?
通信速度には「下り」「上り」という表記があります。
これは「ダウンロード」と「アップロード」のことで、ダウンロードは「情報を取り込む」、アップロードは「情報を送り込む」ことになります。
ダウンロードの例 | アップロードの例 |
メール・LINEの受信 | メール・LINEの送信 |
ネット検索をしてWEBページを見る | WEBページを作って公開する |
インスタグラム、twitterなどの写真・つぶやきを見る | インスタグラム、twitterなどに自分の写真・つぶやきを送信する |
下り、上りそれぞれ違う通信速度になっているのが普通ですが、格安SIMを選ぶ際は下り(ダウンロード)の速度を重視しましょう。
スマホは「下り(ダウンロード)」を使う方が圧倒的に多いからです。
通信速度ってどれくらい出てる必要があるの?
通信速度は速ければ速いほどいいのは確かですが、実は3〜4Mbpの速度がでれば、それ以上はどれだけ速度が速くなっても体感的には変わらないと言われています。
もっと言ってしまうと、1Mbpsでてれば動画も見ることが可能です(高画質はちょっと厳しいかもしれませんが、低画質〜中画質なら見れます)。
「通信速度が速いから月額料金が高くてもしょうがない…」と思っている人は、考え直してみた方がいいかもしれません。
「料金が安くて通信速度がそこそこな格安SIM」と「料金が高くて通信速度が爆速な携帯会社」なら前者の方が賢い選択だと思います。
UQモバイルは月額料金がやや高い格安SIMですが、40Mbpsくらいの爆速が出ます。でも、スマホの場合は3Mbsも出てれば十分なので、月額料金がもっと安くて通信速度が安定しているIIJmio、mineo、LINEモバイル、BIGLOBEモバイルなどの方がオススメ度は高くなります。
通信速度が安定しているおすすめの格安SIM
ここで紹介する格安SIMは、すべて私自身が実際に使っている格安SIMになります。
シェアトップで業界の最先端をいく「IIJmio」
IIJmioは格安スマホ(格安SIM)を世間一般に広めたパイオニアであり、常に新しい技術を生み出していく存在でもあります。格安スマホ(格安SIM)の市場でもシェアトップ1〜2に常に入っています。当サイトでは総合評価でNo.1格安スマホ(格安SIM)に認定しています。
回線プラン | ドコモプラン/auプラン |
IIJmioが 使えるスマホ |
ドコモのスマホ(そのままでOK)/auのスマホ(SIMロック解除必須)/ソフトバンクのスマホ(SIMロック解除必須)/SIMフリースマホ/Apple公式ストアで買ったiPhoneなど |
人気プラン | ミニマムスタートプラン(3GB)/ファミリーシェアプラン(12GB) |
官公庁案件も担うお堅い会社で安心感が高い
IIJmioはインターネットの草分け的存在で、「日本のインターネットの歴史はIIJが創った」とも言われており官公庁や大企業の案件も数多くこなしている会社で、格安スマホ(格安SIM)のパイオニアでもあります。
その品質の高さからDMMモバイル、イオンモバイル、エキサイトモバイルなど多くの格安スマホ(格安SIM)がIIJmioから設備を借りて提供しているほどです。
ファミリー向け最強の格安スマホ(格安SIM)でもある
IIJmioは、格安スマホ(格安SIM)の中でもダントツの1契約で10枚のSIMカードを使うことができます。例えば10GB以上のデータ容量を家族で分けあって使ったりするのに最適です。
また、家族間通話(シェアしてるSIM同士)は70%OFFになるので、通話をよくする家族がいても安心です。
IIJmioの料金プラン
IIJmioの主な料金プラン | |
音声通話SIM | 月額 |
ミニマムスタートプラン(3GB) | 1600円 |
ライトスタートプラン(6GB) | 2220円 |
ファミリーシェアプラン(10GB) | 3260円 |
ダントツの安定感を誇る「mineo」
mineoはドコモのスマホ用に合わせた「ドコモプラン」、auのスマホに合わせた「auプラン」、ソフトバンクのスマホに合わせた「ソフトバンクプラン」と3キャリア全てに対応したプランがありますが、どのプランも非常に通信速度が安定してます。
対応回線 | ドコモ/au/ソフトバンク |
mineoが 使えるスマホ |
ドコモのスマホ(そのままでOK)/auのiPhone(そのままでOK)/auのAndroid(SIMロック解除必須)/ソフトバンクのスマホ(SIMロック解除必須)/SIMフリースマホ/Apple公式ストアで買ったiPhoneなど |
人気プラン | ミニマムスタートプラン(3GB)/ファミリーシェアプラン(12GB) |
運営元が大手電力会社
mineoの運営元は「ケイオプティコム」という関西電力の系列会社です。電力会社は生活インフラを提供しているので品質管理は徹底されていますが、その系列会社だからか「mineo」も1日を通して通信速度が安定しています。
1日を通して通信速度が安定しているのが強み
mineoは1日を通して安定した通信速度を出します。朝はすごい速いけど昼は遅いんだよなー、といった格安スマホ(格安SIM)は多いですが、mineoの場合は昼12時台でも2Mbps超えしていることもザラ。使ってストレスを感じることはほぼないでしょう。
もちろん、昼以外では10〜20Mbps以上出てる時間帯が多いです。
mineoの料金プラン
mineoの主な料金プラン | |
音声通話SIM | 月額 |
3GB | 1510円 |
6GB | 2190円 |
10GB | 3130円 |
初心者でも使いやすい「LINEモバイル」
初心者でも使いやすくすることをコンセプトしている「LINEモバイル」は、通信速度も安定感があり使いやすくなってます。「ドコモプラン」「ソフトバンクプラン」の2つがありますが、今はどちらも同じくらいの安定感ですね(以前は新しく追加されたソフトバンクプランが爆速でしたが、会員数が増え今はどちらも似た感じ)。
回線プラン | ドコモプラン/ソフトバンクプラン |
LINEモバイルが 使えるスマホ |
ドコモのiPhone(そのままでOK)/ドコモのAndroid(そのままでOK)/auのiPhone(SIMロック解除必須)/ソフトバンクのAndroid(SIMロック解除必須)/ソフトバンクのiPhone(そのままでOK)/SIMフリースマホ/Apple公式ストアで買ったiPhoneなど |
人気プラン | ミニマムスタートプラン(3GB)/ファミリーシェアプラン(12GB) |
LINEモバイルはソフトバンクの子会社
LINEモバイルはソフトバンクの子会社となったため、企業としての安心感が他と違います。特にソフトバンクプランの方は「通信速度が遅い」などといった評判がたったら、親会社のソフトバンク側の評価も落ちるため、品質管理は徹底してるはずです。
通信制限されてもSNSは速い
LINEモバイルの場合、一番人気の「コミュニケーションフリープラン」ならTwitter、インスタ、Facebook、LINEの通信は速度制限時でも高速にできる「データフリー」設計になってます。これにより、データ容量を使いすぎて通信速度が制限をかけられ遅くなっても安定して使い続けられます。
LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルの主な料金プラン | |
音声通話SIM | 月額 |
LINEフリープラン(1GB) | 1510円 |
コミュニケーションフリープラン(3GB) | 1690円 |
コミュニケーションフリープラン(7GB) | 2888円 |