まず、IIJmioは基本とてもいい格安SIMです
最初にIIJmioについてサクッと解説します。IIJmioは業界のトップを走る格安SIM会社です。
一番のウリは安心感です。IIJmioは超大企業で、堅い企業。日本のインターネットを開拓してきた企業で官公庁の仕事や大企業の仕事をたくさんやっています。
そのため、格安SIMも非常に優秀。通信速度も安定しているし、金額も安いです。IIJmioはその安定した通信速度やサポーが優秀で、当サイトでは「初めての格安SIMに最適」と認定しています。
IIJmioのいいところ
IIJという企業がまず安心
シンプルでわかりやすい月額プラン
アフターサポートの充実
月額プランが安い
セット購入できるSIMフリースマホが安い
ビックカメラで即日乗り換え可能
IIJmioについて詳しくは以下の記事でまとめているので参考にしてみてください。
IIJmioのデメリットとその解決策
とはいえ、IIJmioのような優秀な格安SIMでもデメリットがないわけじゃありません。今回はIIJmioのデメリットを5つを紹介しながら、その対策も解説したいと思います。
IIJmioのデメリット①:IIJmioのプランは3GB・6GB・12GBの3つしかない件
IIJmioのメリットでもあると思いますが、プランはシンプルに3つだけしかありません。
IIJmioの料金プラン (音声通話SIM) |
|
ミニマムスタート プラン(3GB) |
1600円 |
ライトスタート プラン(6GB) |
2220円 |
ファミリーシェア プラン(12GB) |
3260円 |
IIJmioのプランでデータ容量が最大なのは「ファミリーシェアプラン」の12GBです。しかし「ファミリーシェアプラン」は、家族でデータ容量をシェアしながら使えますので、なおさら12GBじゃ足りない場合があります。
なので、データ容量のラインナップがちょっと心もとないわけです。
対策 「大容量オプション」を使う
IIJmioのプランは3つだけですが、実はデータ容量を増やす事ができます。
IIJmioはどのプランでも「大容量オプション」といって、「+20GB」「+30GB」と追加できるサービスがあります。
IIJmioの大容量オプション | |
+20GB | 3,100円 |
+30GB | 5,000円 |
IIJmioのファミリーシェアプラン(12GB)で、大容量オプション「+20GB」には入れば「12GB+20GB」で毎月32GBも使えます。
もちろん、1人で大容量使いたい人は「ミニマムスタートプラン(3GB)」や「ライトスタートプラン(6GB)」などに追加してもOKです。
IIJmioのデメリット②:「ファミリーシェアプラン」に家族で乗り換える場合は、乗り換え前の携帯会社の名義が全員同じ必要がある件
家族でIIJmioの「ファミリーシェアプラン(12GB)」に乗り換える場合は、IIJmioへ申し込む人は1人になります。申し込みは1つだけで、そこにシェア用のSIMを追加していくイメージです。シェア用のSIMでも普通に電話番号を引き継ぐことが可能です(シェア用のSIMもメインのSIMも基本的に同じ扱いです)。
3人家族がそれぞれの電話番号を引き継ぐ形(MNP)でドコモからIIJmioに乗り換える場合、父がIIJmioに申し込みをして、母・子のSIMを”父の名義”で追加する形になります ただし、この場合、ドコモに3人家族がそれぞれの名義で契約していたら(父は父の名義で、母は母の名義で、子は子の名義でドコモと契約してたら)、IIJmioに母と子は電話番号を引き継いで乗り換える事は追加できません。
なぜなら、電話番号を引き継ぐ場合は、乗り換え前の携帯会社(ドコモ)の名義と、乗り換え後の携帯会社(IIJmio)の名義が一致していないといけないからです。
今回は、父がIIJmioに代表して申し込み、母・子の使っている電話番号のSIMを父の追加契約とする形なので、母・子の乗り換え前の携帯会社の名義は父の名義でないといけません。
対策 家族の乗り換え前の携帯会社の名義を、IIJmioに申し込む人(代表者)の名義に事前に変更しておく。変更は各携帯ショップで。
3人家族でIIJmioの「ファミリーシェアプラン」に電話番号を引き継ぐ形(MNP)で乗り換えるなら、事前に乗り換え前の携帯会社の家族全員の名義を誰か1人の名義に統一しておきましょう。
その後、統一した名義を使ってIIJmioに申し込めば、全員が無事電話番号を引き継いで乗り換えられます。
上記の例だと、母と子の名義も、父の名義にしておくイメージです。
その場合は、クレジットカード・またはキャッシュカードが必要です。無い場合は通帳+届け印を持って行きましょう。
ただし、名義を統一する必要があるのはMNPでの申し込みの場合のみとなります。電話番号を新規発番する場合は、乗り換え前の携帯会社で名義統一をする必要はありません。
「MNP」とは乗り換え前の携帯会社に電話で「MNP予約番号」を取得してから、格安SIMなどに乗り換えることで、使っている携帯電話番号を乗り換え後も引き継いで使える仕組みです。「モバイル・ナンバー・ポータビリティ」の略。
IIJmioのデメリット③:IIJmioは速度制限時に使いすぎるとさらに遅くなる
まずそもそもの話。IIJmioだけじゃなく、大手携帯会社も他の格安SIMもデータ容量を使い切ると「速度制限」になって、ネットをする際の読み込みが遅い「低速通信」になります。
IIJmioの場合はさらに追加ルールがあり、速度制限時に3日で360MBを使うと通信速度がもっと遅くなる
でもね、僕もIIJmio使ってるけど、実際にこの制限にかかった事は1度しかない。
というのも、速度制限時の低速通信って約0.002MBしか速度がでないから、360MBも消費するのが難しく、この制限には滅多にかかりません。
対策 気にしないで良い
心配はしなくて良いでしょう。
ちなみに、Wi-Fiでの通信は関係ありません。ノーカウントになります。
アプリのダウンロードなどは高速通信時か、Wi-Fiを使って行いましょう。
IIJmioのデメリット④:完全な通話かけ放題がない件
IIJmioだけじゃなく全ての格安SIMがそうですが、「完全な通話かけ放題サービス」の取り扱いがありません。そのため、通話をたくさんしてしまうと、確かに月額料金が高くなるリスクが潜んでいます。
対策 割安な「10分通話かけ放題」を使う
IIJmioには「10分通話かけ放題(月額830円)」というサービスがあります。完全かけ放題まではいかないですが、全ての通話が10分以内の人にとっては、完全かけ放題より安く、同じ内容のサービスが受けられます。
10分通話かけ放題とは、「1回あたり10分以内の通話であれば何度かけても無料」というサービス。10分を超えた場合でも通話料金は10分を超過した分しか発生しません(13分通話したなら3分しか通話料金が発生しない)。
格安SIM各社で月額850円くらいで提供しており、IIJmioは月額830円。
IIJmioのデメリット⑤:IIJmioのauプランを使う場合は、「SIMロック解除が必須」+「au VoLTE対応機種じゃないといけない」
まずそもそもの話として、大手携帯会社のスマホをIIJmioで使う場合は以下の通りになります。
auのスマホ | IIJmioのauプラン (SIMロック解除必須) |
ドコモのスマホ | IIJmioのドコモプラン (SIMロック解除不要) |
ソフトバンクのスマホ | IIJmioのドコモプラン (SIMロック解除必須) |
ここでは、「auのスマホ」で「IIJmioのauプラン」を使う場合のデメリットとその解決策を解説します。
「auのスマホ」で「IIJmioのauプラン」を使う場合のデメリットは、
「SIMロック解除が必須」
「au VoLTE対応機種じゃないといけない」
の2つになります。
対策 auの公式WEBサイトで「SIMロック解除」の手続きをする
auのスマホでIIJmioを使たい人は、auの会員専用サイト「My au」でSIMロック解除をしてから、IIJmioに乗り換える必要があります。
ただしSIMロック解除には2つの条件があります。
ドコモ・au・ソフトバンクが自分たちの所のスマホは自分たちの通信しか使えない様にしてる制限が「SIMロック」。
SIMロックは以下の条件で解除できます。
- 2015年5月以降の発売機種であること。
- 契約から101日経過してること
※ただしスマホ代を一括払いした人は101日経過せずとも即座に解除できます。
※分割払いで101日経過してない人も残りの代金を一括で払った時点で即SIMロック解除できます。
SIMロック解除ができない人は、IIJmioのauプランは使えません。SIMフリースマホに買い換えるか、mineo
を使いましょう(mineoはSIMロック解除しないでも大半のauスマホは使えます)。
対策 au VoLTE対応機種かauの公式サイトで確認する
IIJmioでauプランを使う時はSIMロック解除ができることに加え、「au VoLTE対応端末」である必要もあります(2016年春以降の機種はほぼ「au VoLTE対応機種」ですが、念のため確認しておくことをおすすめします)。
「au VoLTE対応機種」かどうかは、auの公式サイトで確認できます。
まとめ
IIJmioのデメリットとその対策はいかがだったでしょうか。
基本的に「IIJmio」は業界No.1クラスの優秀な格安SIMなので、たいしたデメリットは無いです。