タブレットで格安SIMを使うには?
タブレットや携帯ゲーム機でSIMを使うには、SIMの挿さる機器を持っていないとダメです。
タブレットは「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル」がある
タブレットには大きく、Wi-Fiモデルとセルラーモデル(LTEモデル)の2種類があります。
SIMの挿さる方は「セルラーモデル」です。
Wi-Fiモデル
逆にWi-FiモデルはSIMが挿さりません。Wi-Fiモデルは家の中のWi-Fiや、カフェなどのWi-Fiに繋げて使うしかネット接続する方法はありません。
セルラーモデル
セルラーモデルは、Wi-Fiモデルと同じでWi-Fiに繋がりますが、それとは別に本体にSIMを挿してSIMによる通信も可能です。
スマホと同じ感覚でネット接続ができます。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルの価格差
同じ機種でもWi-Fiモデルの方が安いです。セルラーモデルはWi-Fiモデルより数千円〜1万円強高いです。
セルラーモデルのタブレットには「データ通信SIM」か「SMS機能付きSIM」を使うのが基本
SIMの挿さる方のタブレット=「セルラーモデル」のタブレットを持っていたら、格安SIMを使えます。
その際は、「データ通信SIM」か「SMS機能SIM」を申し込みましょう。
「データ通信SIM」とはネットしかできないSIMのこと、「SMS機能付きSIM」はネットとショートメール(電話番号宛てのメール)しか使えないSIMのことです。どちらも、090,080,070などから始まる一般的な携帯の電話機能は使えません。
タブレットでLINEをしないなら、データ通信SIMでOKです。
SIM名 | 使える機能 | 使い方・向いてる人 | 金額 |
データ通信SIM |
|
タブレットやモバイルルーターに使うとコスパ良し。 | 追加料金なし |
SMS機能付きSIM |
|
電話はしない人がスマホで使う用のSIM。
スマホで使うならLINEのSMS認証を通過するためSMS機能はあった方がいい。 |
データ通信SIMの料金に+約150円 |
音声通話SIM |
|
ドコモ・au・SoftBankと同機能なので乗換える人向け。
090、080などから始まる電話もつかえる。 |
データ通信SIMの料金に+約700円 |
ちなみに、ショートメールとネットができる「SMS機能付きSIM」は「データ通信SIM」より月額150円ほど高いです。音声通話SIMや、SMS付きSIMなど各SIMの解説は、以下の記事で解説しています。
タブレットで格安SIMを使うときの注意点
タブレットで格安SIMを使うときは、「SIMロック」に注意しましょう。大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で買ったタブレットの場合はSIMロックがかかっています。
au、ソフトバンクのタブレットの場合はSIMロック解除しないと使えないことがほとんどなので、SIMロック解除をしてから使いましょう。
ドコモ・au・SoftBankが自分たちの所のスマホは自分たちの通信しか使えない様にしてる制限が「SIMロック」。
SIMロックは以下の条件で解除できます。
1.2015年5月以降の発売機種であること。
2.【スマホ代を一括払いの場合】即座に解除できます。
【スマホ代を分割払いの場合】お使いのスマホが契約後101日以上経過しててれば解除できます。
※分割払いの人も残りの代金を一括で払った時点で即座にSIMロック解除できます。
SIMロック解除は大手キャリアのWEBサイト(会員専用ページ)から無料でできます。ショップだと3000円ほど手数料を取られてしまいますのでWEBでやりましょう。
SIMロック解除が必要かどうか
ドコモは不要。au・ソフトバンクのタブレットはSIMロック解除が必要
SIMロック解除はドコモのタブレットの場合は基本的に不要です。au・ソフトバンクのタブレットの場合hはSIMロック解除しておきましょう。
これからタブレットを買うなら「SIMフリータブレット」
これからタブレットを買う人は、格安スマホ会社でSIMの申し込み時にセット購入できる「SIMフリータブレット」が便利でおすすめです。格安スマホ会社でSIMとセット購入する方が、家電量販店やAmazonで買うより確実に安く買えます。
ドコモのタブレット | ドコモの設備を借りた格安SIMなら、SIMロック解除せずに使える(IIJmio、mineo、楽天モバイル、OCNモバイルONE、BIGLOBEモバイルなどなど選択肢は多数)。 |
auのタブレット | 一部SIMロック解除不要な場合もあるが、基本全部SIMロック解除必須と思っておけばOK。 SIMロック解除はauの会員専用ページ「My au」から無料で行える(ショップだと3000円かかる)。 その後、auから設備を借りてる格安SIMで使う(mineo、楽天モバイル)。 |
ソフトバンクのタブレット | 全部SIMロック解除必須。 SIMロック解除はソフトバンクの会員専用ページ「My SoftBank」から無料で行える(ショップだと3000円かかる)。 その後、ソフトバンクから設備を借りてる格安SIMで使う(mineo、LINEモバイル)。 |
SIMフリーのタブレット | ほぼどこの格安SIMでも使える。万能選手。 ただし、au回線非対応の場合は、ドコモかソフトバンクから設備を借りてる格安SIMで使う(mineo、LINEモバイル、IIJmioなど)。 |
おすすめのデータ通信SIMは?
最後に、おすすめのデータ通信SIMを紹介したいと思います。
「データ通信SIM」を選ぶ際はやはり「通信速度の安定感」を重視しましょう。通信速度の”速さ”、でなく、あくまで“安定感”を重視した方がいいと思います。
なので、瞬間風速的な速度ばかり求めず、常に安定していることを重視しましょう。
格安SIMというのは(会社によってはですが)一時的にすごい速い速度がでても、通信が混み合う時間帯だと非常に遅くなり使い物にならないところもあります(最近は減りましたが)。なので、通信速度はそこそこでいいので、1日24時間常に安定した速度がでてストレスなく使える格安SIMを選ぶようにしましょう。
「mineo」24時間365日、安定的な速度を叩き出す格安SIM
mineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3回線を全て扱う格安SIMです。ドコモを使っている人、auを使っている人、ソフトバンクを使っている人、みんなが乗り換えやすい格安SIMになっています。
そんなmineoの通信速度は1日を通して、というか365日を通して非常に安定感があります。安定して5Mbps前後はでてる感じですね。格安SIMの魔の時間帯である朝8時台でも5Mbps以上、昼12時台なども2〜3Mpbsはでてることが多く、使っていてストレスを感じることはほぼないでしょう。
mineoのデータ通信SIMの月額料金
データ容量 | 月額料金 |
500MB | 700円 |
1GB | 800円 |
3GB | 900円 |
6GB | 1580円 |
10GB | 2520円 |
20GB | 3980円 |
30GB | 5900円 |
※回線はドコモ・au・ソフトバンクと3つともある。ただし、ソフトバンクプランは月額が90円高い。
「IIJmio」超老舗でありシェア1位の”まず間違いない”格安SIM
「格安SIMどこがいい?」と聞かれると、私はとりあえず「IIJmioなら間違いない」と言ってます(当サイトでも総合的にみてNo.1認定しています)。IIJmioは格安SIM業界を開拓してきたパイオニアであり、今も常に新たな技術を開発・提供し格安SIM市場を引っ張ってくれている存在でもあります。
サービスもプラン数があえて少なくシンプルになってて、通信品質も安定しているので、初めての格安SIMに最適です。
IIJmioのデータ通信SIMの月額料金
プラン名 | 月額料金 |
ミニマムスタートプラン (3GB) |
900円 |
ライトスタートプラン (6GB) |
1520円 |
ファミリーシェアプラン (12GB) |
2560円 |
大容量オプション +20GB |
3100円 |
大容量オプション +30GB |
5000円 |
※回線はドコモ。au回線もあるがデータSIMはなく、auの場合はSMS機能付きSIM、音声通話SIMの2種類しかない。
※大容量オプションは、プランに追加して20GB、30GBの容量を増やせる。
シェアSIMを使うという選択肢
2個目に紹介したIIJmioの場合は、1契約で複数のSIMを持てます。
そのため、メインスマホ用のSIM(1枚)は携帯の電話番号がついた「音声通話SIM」で、タブレット用には「データ通信SIM」を、というふうに使うことができます。
IIJmioの場合、たとえば月に6GBのプランを契約したら、6GBのデータ容量をメインスマホ用のSIMと、タブレット用のSIMでわけあって使うことになります。
これから申し込む人は、IIJmioの複数SIMを使うというコースで申し込めばOKです。
他にもDMMモバイル、エキサイトモバイルなどが1契約で複数のSIMを持てる格安SIMです。
まとめ
タブレットは用途によって、格安SIMの使える「セルラーモデル」にするか、「Wi-Fiモデル」にするかが迷いどころです。
電車やバスでの移動手段中にも使いたい、スマホのように使いたいという人は「セルラーモデル」+「格安SIM」がおすすめです。